Tokyo Yanaka, Kanonji
観音寺は徳川家康が江戸幕府を開いて間もない慶長十六年(1611)に創建された、奈良県桜井市初瀬にある長谷寺を総本山とした真言宗豊山派の寺院です。
江戸時代の区画整理によって延宝八年(1680)に神田から現在地に移転し、以来谷中寺町の一角を形成しています。現存する
築地塀は幕末の頃に作られたもので、国の登録有形文化財に指定されており、谷中のシンボルの一つとして多くの方に親しんで頂いております。また、観音寺は赤穂義士ゆかりの寺と知られ、境内に四十七士の供養塔があり、『忠臣蔵』のファンの方など、数多くの方が当寺を訪れています。
観音寺門前の道は、不忍池からひぐらしの里(日暮里)まで通じる、いわゆる「谷中のみち」で、江戸時代には文人墨客や粋人たちが、四季おりおりに杖をひいたと言われ、現在でも江戸情緒の残る谷中・根津・千駄木を「
谷根千」と呼び、多くの方が観光を楽しんでおられます。
また観音寺では、江戸情緒を残す谷中に在りながら、時代に応じたご供養ができるよう、永代供養も行っております。お気軽にご相談ください。
観音寺前の道は日暮里駅方向からの一方通行となっております。そのため、日暮里駅下の荒川消防署音無川出張所の脇から坂を上り、谷中方面に来るのが分かりやすい道順です。
西日暮里駅の脇の坂を上って、諏訪神社の前を通って来ることもできますが、この坂は右折では入れませんのでご注意ください。
谷中小学校前の細い道に入り、谷中防災コミュニティセンター、岡倉天心記念公園を通り過ぎ、七面坂を右折して上れば、観音寺前の道に入ってこられます。
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