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世間では各メディアでさかんに「終活」や「墓じまい」という言葉が取りざたされております。近年の核家族化や少子化、結婚せずにご自身の人生を歩まれる方の増加等にともない、従来の先祖代々受け継いでいくお墓ではなく、ご自身の安らぎの場所として、また、後継者がいなくても安心して大切な方の供養を任せられるお墓として、様々な形態の永代供養墓を求められる方が増えております。
菩提寺が有るお檀家の方の中でも、後継者がおらず、ご先祖様、ご家族、ご自身の供養を安心して行うことのできる永代供養墓に切り替える方もいらっしゃいます。
こうした時代背景を受けて、開創400年の歴史ある観音寺ではありますが、時代に寄り添ったご供養も行って参りたいと思います。
永代供養とはお寺が永代に渡ってご供養することで、後継者がいない方でも安心してご供養することができます。合祀墓とは、合葬墓などとも言いますが、皆様ご一緒の場所にご埋葬するお墓のことです。ご遺骨をそのまま一カ所にご埋葬するのが一般的ですが、『慈眼』ではご一体ご一体専用の布製袋に移し替えてご埋葬致しますので、ご遺骨が混ざり合うことはございません。
『慈眼』という名前は、『観音経』という、人生に於いて様々な苦難が訪れても、慈悲深い仏である観音様に助けを求めれば、必ず救いの手を差し伸べてくれるという観音様の功徳を説いているお経に「慈眼 視衆生」「福聚海無量」という一節があり、意味としては「観音様は常に慈悲の眼をもって衆生を見ていてくださり、観音様の徳はまるで福が集まる海の様に無量である」となります。
そこで、この永代供養墓には観音様をお祀りし、このお墓を利用する全ての方が、観音様の慈悲の眼に見守られ、安心して成仏できるようにという思いを込めて、『慈眼』と名付けさせて頂きました。